マレーシア(ジョホールバル)とタイ(バンコク)の物価比較
2014.05.25(日) カテゴリ:ブログ
バンコクからこんにちは。
バンコクの天気予報は、晴時々曇、最高気温36度、最低気温27度。湿度が47%と蒸し暑く感じます。日差しも強く昼間は歩きたくない感じです。
といっても、バンコクは原付きバイクタクシーで100円程度で短距離も気軽に移動できるので、殆ど日中は歩きませんが。
時間をつくってバンコクに来てみました。ASEAN諸国の中では最も日本ビジネスが浸透している町として一度じっくりと視察してみたく来ました。
アセアン諸国としてよく比較されるタイとマレーシアの物価を調べてみました。
タイとマレーシアを下記の項目で2011年のデータ(出所:財団法人 国際金融情報センタ-)で比較。
◆食料品
1:牛乳(T:66 M:52)★
2:卵(T:52 M:67)
3:牛肉(T:42 M:51)
4:豚肉(T:23 M:41)
5:鶏肉(T:31 M:36)
6:トマト (T:51 M:34)★
7:米(T:29 M:51)
8:小麦 (T:60 M:33)★
9:ビール(T:42 M:108)
10:コーラ(T:50 M:62)
11:ビッグマック(T:62 M:66)
◆生活インフラ価格基準
1:バス(T:11 M:25)
2:タクシー 初乗り(T:13 M:11)★
3:電話(T:27 M:27)
◆耐久消費財・サービス価格基準
1:テレビ液晶(T:110 M:63) ★
2:乗用車(T:- M:85)
3:ガソリンレギュラー(T:53 M:51)
合計14項目
かっこ内の各数値は東京との比較値です。
14項目中で★(マレーシアの方が安いもの)5項目ということで、物価の安さではタイに若干の分があります。
私も現地スーパーにいっていくつかの商品を比較しても、食品類はタイのほうが安いな・・・と感じましたし、外食でもローカルフードはジョホールバルよりバンコクのほうが安かった(8割程度でしょうか)です。
そして、安いだけではなく、品ぞろえの数や新鮮度などの質も圧倒的にバンコクの方が勝っていると明確に認識できました。
また、顧客数とストアの数をみてもオーバーストア(供給過多)であると感じます。つまり、競争原理が働いていることによる、価格調整が働いていると思いましたし、バンコク内の流通や小売は各店舗が競い合って質の向上を努めているように見えました。
ちなみに、バンコクのほうが、ジョホールばるのように店員が遊びほうけているシーンは少なかったです。
そして、ジョホールバルと大きく異なるのは、バンコクには日本にあってないものがない!というところですね。バンコクは日本人長期滞在者は公式で3万人。短期滞在者などを加えると常時5万人以上もいるといいます。ユッケ、生レバ、炉端焼き、ジンギスカンなんて部類のレアな日本食レストランもありますから驚きました。街中を50メートル歩いている間に必ず日本人か日本食レストランに出会います。
正直、こんなにオーバーストアでも日本食レストランを出店するくらいならジョホールでしたほうがいいじゃないか?とさえ思いました。
とはいえ、ジョホールバルの日本人長期滞在者は公式で1000人程度、マレーシア全体でも2万人程度ですから、マーケット規模が現時点で相手になりませんが・・・。